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院長あいさつ(過去掲載分)

院長あいさつの過去掲載分です。(2022年4月掲載分)

Greeting by director

秋田県厚生連湖東厚生病院のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。


院長 波多野 善明(はたの よしあき)

2022年4月1日付けで湖東厚生病院 院長に就任致しました波多野善明と申します。どうか宜しくお願い致します。

【自己紹介】

 新潟県新発田市生まれで昭和62年3月秋田大学を卒業し、当時は珍しかった総合診療形式の初期研修を2年間奈良県の病院で経験しました。この経験が現在も大きな影響を及ぼしているのですが、一方、学生時代から「白血病の診療をしたい」という思いもあり、平成元年4月秋田大学血液・腎臓・膠原病内科学講座(旧第三内科)に入局し血液内科を専門としています。国立がんセンター研究所での研究生活も経験させていただき、平成13年7月からは20年間能代厚生医療センターに勤務して、血液内科の他に医師初期臨床研修プログラム責任者として研修医育成にも注力しました。これらの経験をもとに、当地域の血液内科、医師など医療者の育成、そして当院で既に実績のある地域医療、総合診療、家庭医療の一翼を担いたいと考え、令和3年10月当院へ異動し現在に至っています。

【当院の目指す姿】

 当院は秋田県南秋田郡を中心医療圏とするベッド数100床の病院で、現在一般急性期56床、地域包括44床となっています。当地域でも高齢化が進んでおり、日本のこれからの姿を表現している地域と言えると思います。そして今、病院の機能(役割)分担 を考え実行することが、日本の医療・病院に課せられている命題となっています。
 当院は「地域を支え地域の皆様に愛される病院を目指す」ことを基本理念とし、1)地域の人たちに信頼される安全で良質な医療の提供、2)高齢者の「生活の質」を大切にする暖かい医療、3)介護や福祉と連携しながら積極的に在宅医療を推進する、以上を基本方針としています。もっと具体的には「秋田県で一番高齢者に優しい病院」、これがこれまでの湖東厚生病院が「目指してきた姿」と「積み重ねてきた実績」であり、当院の果たすべき機能・役割、そして特徴だと考えています。今後もこれを踏襲し更なる充実を目指します。
 そのために、1)急性期から回復期さらに退院後も重視して機能回復を目指し、2)患者の家庭生活を中心とした社会復帰と退院後の生活のバックアップに重点を置き、現在行っている入院リハビリ・訪問リハビリや既に実績のある訪問診療・訪問看護の更なる充実、当院に在籍している家庭医療専門医による家庭医療の実践、当地域では特に多い介護系施設との連携強化を図ります。
 その方策の一つとして「オンライン診療」の早期導入に取り組みます。これは高齢者とその付き添い者、施設入所者と施設スタッフには冬季など通院が困難な場合の通院負担軽減につながります。また、訪問診療・訪問看護においても診療機会増加による病状把握向上が期待できます。他にもメリットがあり、「退院後の生活のバックアップ」、訪問診療等の充実に向けた一つの方策と考えています。
 他にも、衰えを見せない新型コロナ感染症への対応など喫緊の課題もあります。時代と地域は当院に何を求めているのか考えながら、新たに挑戦していこうと思います。湖東厚生病院の活動をご理解頂き、皆様のご支援をお願い申し上げます。

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